2008年8月17日日曜日
ご挨拶:キョウ
ブログタイトル、変更しました !!!
ご存知の通り、"Momo"とは、”BLUES CAT”のお話でDEAN&SAMと共演してくれた、美人ネコ。そう、キョウさんの愛猫の名前です。
ついでだから、もう、ここのあれやこれやも、モモちゃんにおまかせしようかにゃ!?

SAM :兄ちゃん、ねえ兄ちゃん待ってよぉ、手ぇ、離さないでよぉ…。
DEAN:おまえが遅いからだぞ! それに、でっかくなっても、弱虫!
SAM :だって、時空旅行なんて初めてなんだからぁ…。 兄ちゃんとはぐれちゃったら、どうすんだよぉ!
DEAN:はははは~。だいじょぶだって。手ぇ、つないで行くから、泣くなよ。ほら!
なんて…。
これ、今後展開されるであろう、DEANとSAMのコスプレ時空旅行の、予告ポスターでございます。詳細は、キョウさんのブログへ。
なお、この3頭身兄弟は、もう少ししたら、うちサイドバーに引き留めておくつもりです。
皆さま、いったいぜんたいこれからどんなことになるのか、また、どこに飛んでいくのか、予測もつかないこの創作スペースですが、これからも、どうぞよろしくお願い致します。
よろしければ、どうぞ、リクエストもお送りください。キョウさんとmaxy、 二人とも、激しく喜びながら、悩みまくりますので。 ですよね? キョウさん!?
(maxy494)
2008年8月9日土曜日
Suprnatural Fan fiction : DEAN&SAMのコスプレ時空旅行 <お江戸編>
暑中お見舞い申し上げます。
毎日暑い日が続きます。皆さま、お元気でお過ごしですか? 本日は、暑気払いにかえて、少々風変わりな宇印智絵素太亜兄弟のお話を、アップします。
今回このお話ができあがったのは、挿絵として使わせていただいた、キョウさんの素敵な作品のおかげです。
このお江戸スタイルのDEANとSAMは、作者のキョウさんがご自身のブログにアップしてくださり、maxyも自身の別ページでご紹介させていただいた名作(迷作?)ですが、私は、この二人にすっかり魅せられしまい、お話を書かずにいられなくなりました。そこで、キョウさんちでのんびり夏休みしていた兄弟二人を無理やり拉致し(?)、ここに登場していただいた次第。
けれども……
本邦初公開の、DEANとSAMの時空旅行&コスプレ物語は、思いっきり冗談です。なので、「あの二人に、こんなイタズラするなんて~!!!!!」などと怒ったりしない、心の広いかただけが、お読みになってください。
なお、今回の舞台はお江戸。なので、登場人物の名前は皆、漢字(当て字)にしてあります。無理やり漢字に変換しておりますので、一番最後に登場キャスト一覧を書きました。お話に登場する人物名をご覧になって、「これ、だれのこと?」と思われた方は、巻末をご参照ください。
お気に召せば、幸いです。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
瑳夢 宇印智絵素太亜先生の寺子屋には、今日も元気な子ども達の声が響いています。
「し、のたまわく、まなびてときにこれをならう。また、よろこばしからずや(子曰、學而時習之、不亦説乎)」
どうやら今日は、『論語』のお勉強のようです。
「し、というのは師。つまり、先生のことだ。のたまわくは、『おっしゃることには』という意味。だからこれは、『先生がおっしゃることには』という意味で…」
瑳夢先生が、説明を始めました。するとさっそく途霧が手を挙げて質問をします。
「先生って、瑳夢先生のこと?」
「違うよ、途霧。これは、孔子様のことだ。『論語』はね、孔子様の弟子たちが、実際に、先生である孔子様から聞いたことをまとめた本なんだよ」
「こうし…ですか? 先生、なぜ、『子牛』が人間の先生になることができるのでしょうか?しかも、瑳夢先生が、『様』づけでお呼びになるとは…?」
「あははは。絵律句、面白い質問だね。でも、勘違いだよ。同じ発音だけれど、いま話した『こうし』は人の名前。『孔子』と書く。牛の子供のことじゃないよ」
「え? 私としたことが、とんだ思い違いを…。そうでしたか。得心いたしました」
絵律句の勘違いには、瑳夢先生や本人だけでなく、皆も大笑い。そんなところに、庭先から、瑳夢先生のお兄さんで、岡っ引きの出韻さんがやってきました。
「おう、瑳夢、調子はどうだい? みんな、良く勉強しているかい? お勉強の最中に悪いが、ちょいと、先生をお借りするぜ」
「…あ、兄上…? …すまないけれど、みんなは、少しの間自分たちで読み方の練習をしていてくれるかな?」
瑳夢先生は、子供たちを残して縁側から庭に降りると、出韻さんの袖を引いてうながし、子供たちからは見えない場所にある池のそばまで来て、初めて口を開きました。
「にいちゃ…いえ、兄上、まったくどうしたのですか、こんなところに? このような時に突然来られては困ります…」
「困るもへちまもねえ。てーへんなんだ、瑳見意…」
「その呼び方は、おやめ下さい、兄上」
「ん?、ああ、すまねえ。つい、いつもの癖が出ちまってな…。ところで瑳夢、今日の暮れ六つからは暇があるかい?」
「はい。寺子屋は、四つには終わりますから…」
「うん。ならば話は早ええ…」
「なんのお話ですか?」
「うん…。おめえ、大江戸六区祭のことは知ってるな?」
「はい。兄上が三度の食事よりも楽しみになさっておられた、音楽祭のことですね?」
「それがな、こともあろうにこの俺に突然、六区祭の警備取締のお役が回って来たのよ」
「それはよろしゅうございました。兄上にぴったりのお仕事ではございませんか!」
「けどな、瑳見意…」
「瑳夢です」
「あー、うん、瑳夢、この仕事はな、俺一人の手には余る。手を貸しちゃあくれねえか?」
「ははは。何をおっしゃいます! 兄上お一人で十分でしょう。たかが音楽祭の警備など。妖怪変化がでるわけでもありませんし…」
「ん、それがなあ…出るかもしれねえ…」
「え?」
「津江頁凛さんがたが、いらっしゃるのでな…」
「それがどうかなさいましたか?」
「あそこにいらした太鼓の棒奈無さんはな、若くして亡くなられたかただ。今はかわりに、ご子息の児栄村さんが太鼓を叩いていらっしゃるんだが、いろいろと噂があってな…」
「噂…ですか? どんな…?」
「…それがなぁ…」
「…兄上が言い淀んでおられるところを見ると、もしや、棒奈無さんが…?」
「可能性が、ある…」
「けれども兄上、棒奈無さんならば悪霊ではないのでしょう? 問題はないではありませんか」
「そうともいえる。頁子さんや、風蘭徒さん、除雲図さんは、棒奈無さんなら、妖怪でも会いたいっておっしゃっててな…」
何を隠そう、出韻さんと瑳夢先生、岡っ引きと寺子屋の先生というのは、世を忍ぶ仮の姿。本当は、皆が寝静まった丑三つ時に、漆黒の闇の中からお江戸の平和を乱しに現れる妖怪変化を退治しているのです。いうなれば、必殺妖怪仕置人。しかもこのお二人は、どこからも、誰からも、びた一文頂戴せずに、人々のため、命を賭けていらっしゃるのです…。
「で、兄上、岩塩は用意なさったのですね?」
「そこんところは抜かりねえ。坂の上の尼寺に行って、庵主様に香炉の灰も頂戴してきたし…。いやあ、あの庵主さまは、いつ見てもお綺麗だ。尼さんなんぞになっちまうなんて、もったいねえ…」
「不謹慎です、兄上!」
「おいおい、戯言だ、ざれごと! 瑳見意…」
「瑳・夢・で・す!」
そんなふたりのところに、眉間にシワを寄せて少々不満そうな顔した、ちいさな絵律句少年がやってきました。
「お取り込み中にご無礼つかまつります。出韻さん、もうそろそろ瑳夢先生をお返しください。私たちには、大変貴重な学びの時間なのですから」
「おう、すまなねえなあ、ちびさんよ」
「絵律句です」
「そうかい。絵律句さんよ、ところで、今日は『論語』のお話のようだったが、『まなびてときにこれをならう』の意味は、もうご存知かい?」
「いいえ。これから瑳夢先生に教えていただくところです。それゆえ早く、瑳夢先生をお返ししただきたいのです」
「うん、なら、今日は俺が教えてやろう!」
「え? 出韻さんが…でございますか?」
「不服か?」
「い、いえ、めっそうもない! けれど、出韻さんは、瑳夢先生と違い、学問があまりお得意ではないと承っておりますが…」
「そのことよ! 俺は確かに、学ぶのは不得意だ。だが、習うのは不得意じゃねえぞ。この違いがわかるかい? 絵律句さんよぉ? 『ときにこれをならう』てのはな、簡単に言やあ、『機会を見つけてやってみる』、ってことだ。 『学ぶ』ってえのは、今のおめえさんたちみてえに、こうして読み書きに励んで、書物を読む…。でもなあ、書物で読むのと、実際にやるのとじゃあ、物事は大違いだ。 おめえさん、絵に描いた饅頭の味が、わかるかい?」
絵律句は、思わず首を横に振りました。
「そうだろう? 書物で読んだことはなくても、饅頭を食えば饅頭の味はわかる。職人を真似れば、作れるようにもなる…。実際にやってみりゃあ、読み書きなんぞができなくても、できるようになる。そういうことだ。けどなあ、どんなにたくさん書物を読んでも、本当にやってみなけりゃあ、なにひとつできるようにはならねえ。そうだろう? 実際にできるようにならなきゃ、学びが終わったとは言えねえ…。孔子さんはな、学んだ事は、やってみる。…試行錯誤…ってえのかい、言葉はこれであってるかい、瑳夢…?」
出韻さんの問いに瑳夢先生が頷きました。それを見てにっこり笑うと、出韻さんはまたお話を続けます
「…試行錯誤…できるようになるまで、いろいろと工夫しながらやってみなさい、そうすればいつかできるようになる…と、おっしゃりたいんじゃねえか? 新しいことを覚えるだけでなく、その覚えたことを実際にやってみるところに喜びがある…。孔子さんは、そう教えていなさるんだ」
「瑳夢先生、本当ですか?」
すかさず、絵律句が尋ねました。
「…う、うん…そう。そのとおり。そのとおりだよ…」
出韻さんの解釈は、的確でした。瑳夢先生、少し怪訝な顔をしています。
読み書きを学ぶのが大嫌いで、子供のころから学問を好んだ試しのない兄が、なんでこんなことを知っているのかと…?

けれども瑳夢先生は 、一体これから何をしでかすのかさっぱり見当のつかない出韻さんに、すっかり困惑しています。
「ったく、にいちゃ…、いえ、兄上、子供たちを混乱させないでいただけませんか?」
なので思わず瑳夢先生、子供たちの前にもかかわらず、普段の言葉使いがうっかり口をついて出てしまいそうになりました。
「ところで絵律句坊や…」
出韻さんは、混乱している弟の瑳夢先生を全く無視して、好奇心旺盛で、賢くちいさな絵律句坊やに話しかけました。
「絵律句、と、お呼びいただけますか?」
「おう、それでは絵律句さんよぉ、おめえさん、瑳夢先生から、『論語』のほかに、何を教えてもらっていなさる?」
「はい。ほかに、『大学』を学んでおります…」
「大学の道は明徳を明らかにするにあり(大學之道在明明徳)…かい? それから?」
出韻さんが『大学』 の冒頭を知っていることを意外に思いながら、絵律句少年は続けました。
「はい、それから剣術を少し…」
「ほお…。それじゃあ、その腕、試してみるかい?」
「出韻さん、腕を試すと申されますと、剣術のことでございますか?」
「もちろんよ」
出韻さんは、にやりと笑うと腕まくりをして十手を逆手に持ち、戦闘ポーズです。
「私の剣術などまだ赤子のごときもの。試すなど…」
「怖いかい?」
「いいえ! とんでもない! 私とて、男子のはしくれ。怖いなどとは…」
「よし、話は決まった! それじゃあ今日、絵律句は、岡っ引きの出韻さんについて、剣術の実習だ。学びて時にこれを習う、だ。場所は、大江戸六区祭の会場…」
「そ、そんな、にいち…兄上、無茶です、…絵律句、まさか本気ではないでしょうね?」
「いいえ、瑳夢先生、出韻さんのおっしゃることには理がございます。何事も、試してみなくては…」
「おう、そうだとも!」
「出韻さん、私も連れて行ってください!」
その時、この寺子屋で一番背の大きい途霧が、瑳夢先生の後ろから、出韻さんの傍に走り寄ってきました。
「そうかいそうかい。おっきいおめえさんも一緒に行くかい? で、名前は?」
「途夢です!」
「途夢に絵律句、それじゃあ、今日は二人、瑳夢先生に教わった剣術の実践といこうじゃねえか。だがな、その前に、俺の技術もひとつ、学んでもらわねえといけねえ…」
「なんでしょう…?」
絵律句と途霧は、好奇心に目を輝かせながら、声をそろえて出韻さんに尋ねました。
「これを、あそこの木に向かって投げる…」
出韻さんは、懐に入れていた巾着の中から、ちいさくて白い氷のような塊を一握り取り出して、それを絵律句と途霧に半分ずつ手渡しました。
「いいかい…?」
出韻さんは、あっけにとられている瑳夢先生の手から半紙を取ると、絵律句が手にしていた筆を借り、そこに中くらいの円を描いて、十尺ほど先に立っている檜の木の幹に貼りつけました。(注:1尺=約29.6cm)
「この白いツブテは岩塩だ。こいつを投げて、あの的に当てるんだ。半分以上が当たるようになったら、二人とも合格だ!」
子どもたち二人はすぐさま真剣に、岩塩投げの練習を始めた。この調子なら、みんなすぐさま、出韻さんの出した課題をクリアすることでしょう。
気がつくと、出韻さんの周りにはいつの間にか子供達が集まってきて、皆が岩塩投げの練習をしたいと言い出しました。
そこで出韻さんは、子供たちに岩塩を配りながら、まるで独り言のように、でも本当は弟の瑳夢先生に聞かせるために、呟きました。
「でもなあ、子供だけじゃあ危ねえなあ…。なにかあっちゃ、取り返しがつかねえ…。俺の目も届ききらねえし…。やっぱり、瑳夢先生にも、お目付け役ということで、来てもらうことになるかねえ…」
出韻さんは、片方の眉を少し吊り上げて嬉しそうな顔をすると、ちらりと瑳夢先生を盗み見しました。
それにひきかえ、瑳夢先生は渋い顔。まんまと、出韻さんの策にはまってしまったからです。
出韻さんが片方の眉だけを吊り上げて見せるのは、子供のころから、瑳夢先生に対する勝利宣言でした。
子供たちはみな、岩塩投げの練習に夢中になっています。
瑳夢先生はどうしても、出韻さんにお供して、大江戸六区祭に出向かなくてはいけないようです。
「瑳見意、蔵風豚さんもおいでになるそうだから、おめえもきっと、楽しめるにちげえねえぞ!」
出韻さんは、上機嫌。 瑳夢先生は、大きくため息をついて、出韻さんを睨んでいます。
宇印智絵素太亜兄弟は、今日も人知れず、闇を狩ることになるのでしょうか? お江戸は、のんびり平和な、金曜の昼下がりです。
♪登場人物とInformation
(イメージが具体化できるよう、資料やクリップのリンクを貼ってあります。興味のある方は、御覧になって下さい)
・瑳夢 宇印智絵素太亜 = SAM WINCHESTER そして、瑳見意 = SAMMY です!
・出韻 宇印智絵素太亜 = DEAN WINCHESTER
・途霧 = TOM(モデルは、『SMALLVILLE』のTOM WELLING)
・絵律句 = ERIC(モデルは、SUPERNATURALのプロデューサであるERIC KRIPKE)
・津江頁凛 = LED ZEPPELIN (頁子=JIMMY PAGE、風蘭徒=ROBERT PLANT、除雲図=JOHN PAUL JONES、棒奈無=JOHN BONHAM、児栄村=JASON BONHAM)
・蔵風豚 = ERIC CLAPTON
・大江戸六区祭 = 本当はこんなものお江戸にあるはずはないんですが…。とりあえず、真夏に燃える、野外のロックコンサートを想像してください。
・さらに、今回は不遜にも、約2500年前の偉大なる聖人で儒教の祖・孔子様にも、直接ではありませんが、御協力いただきました(すみません…)。遥かなる時空を超えて、孔子様にもお礼申し上げます。江戸時代の寺子屋に限らず、私達が高校生の頃の漢文の時間にも、この聖人にはお世話になっておりますし…。時間のあるかたは、孔子様のことも、少しだけ学んでみてください。ここです。私は個人的に、論語は、社会生活マニュアルとして読むのが好きですし、また、孔子様と弟子たちの触れ合いを感じ取れるところも好きです。
・瑳夢先生の教えている『論語』:「子曰、學而時習之、不亦説乎」…興味のある方は、この解説もどうjぞ。
・出韻さんが暗記していた『大学』…「大學之道在明明徳…」…現在でもこんなふうに、寺子屋スタイルのお勉強をしていらっしゃる皆様がいらっしゃるのですね…。
・なお、maxyの書いた出韻の江戸弁は、インチキです。”気分”だけ。皆さん、特に本当の江戸弁をご存知の方、どうぞ、お許しください。さらに、『論語』の解釈に関しましても、ご不満な方もおありになるかと存じます(基本は、はずしていないつもりですが…)。こちらもどうか、お遊びの一環と考え、広いお心にてご勘弁いただけたら幸いです(平身低頭)。
♪なお、今回から、この空間は、キョウさんとmaxyの共同管理空間となりました。だからと言って何かが急に変わる…ということではありません。でも、まずは、皆さんにお知らせ。これからも、よろしくお願い致します!
♪8月3日、9日、ひとつ前のSAMのお話に、拍手、ならびにコメントを下さった皆さま、励ましに感謝いたします。

